築100年の家をお洒落にしてほしい!そんな願いを形にしました。
ご両親が住まわれた思い出深いご実家を、受け継がれたM様。
ただ、修繕するだけでなく「家族が、集いたくなるおしゃれな我が家にしたい」とご相談をいただき、設計とインテリアデザインを手掛けさせていただきました。 1階を、増築してキッチンを移動しました。
ダイニングの向こうはキッチンへと続きます。
お家の歴史を次の代へと繋いでいっていただきたい!との思いから、少し手を加えることで活かせるものはできる限り再生させました。
柱もできる限り残し、椅子、ソファも障子のマス目をイメージにあったものに張替えました。
テーブルは愛着のある天板を使い、オリジナルのテーブルを造りました。
床材には栗のムク材を使っています。リビングから続くすばらしいお庭を眺められるよう雪見障子にしました。
日本の住宅は、年月が経つほど愛着が増し、良い住まいになります。伝統的な建築技術と自然素材が時間と共に味わい深くなるだけでなく、家族の歴史や絆も刻まれていきます。また、長期間使われることで環境にも優しく、価値が向上します。丁寧な手入れとメンテナンスによって、住宅は次の世代へと受け継がれ、特別な魅力を持ち続けるのです。