間取りの法則 図鑑の《公式・活用マニュアル》

①間取りの法則図鑑とは

この図鑑について

この「間取りの法則 図鑑」は、
間取りの良し悪しを判断するためのものではありません。

間取りによって変わる「家族の行動」と「気持ち」を、
一目で感じ取るための“気づきの図鑑”です。

人は誰でも、育ってきた住まいや家族関係の影響を無意識に受けています。
この図鑑は、その無意識に気づくための入口です。

なぜ1枚なのか

  • 間取りは部分ではなく「関係性」で成り立つから
  • 比較することで、価値観が浮かび上がるから
  • 説明より先に「感じる」ことを大切にしているから

左側「幸福度が低い家」が示していること

描かれているのは、
間取りが原因で起こりやすい行動や状態です。

  • お母さんのストレスが溜まる
  • 家族がバラバラに過ごす
  • 誰が帰宅したかわからない
  • 子どもが閉じこもりやすい
  • キッチンが孤立する

大切なのは
👉「誰かが悪い」のではなく
👉「間取りがそうさせている可能性がある」という視点です。

右側「幸福度が高い家」が示していること

こちらは、
無理をしなくても自然と生まれる良い循環を描いています。

  • 家事を通して家族が関わる
  • 子どもの自立が促される
  • 会話が自然に生まれる
  • 家族が集まる中心がある
  • 手伝いが“やらされ感”にならない

正しい使い方

正解を決めない。評価しない。押し付けない。

この図鑑は
「考えさせる」「気づかせる」ためのツールです。

活用マニュアル

基本の進め方(5ステップ)

① まず、何も説明せずに見てもらう
② 気になったところを自由に話してもらう
③ 理由を深掘りする
④ 過去の住まい体験とつなげる
⑤ これからの暮らしへ視点を向ける

必ず使う質問

導入

  • 「最初に目に入ったのはどこですか?」
  • 「どちらの家に感情が動きましたか?」

深掘り

  • 「なぜ、そこが気になったと思いますか?」
  • 「自分の家と似ているところはありますか?」

未来へ

  • 「これから大切にしたい暮らしはどんな形ですか?」
  • 「家族にとって必要な“間”は何だと思いますか?」

立場別・使い方ガイド

学校(家庭科・探究)

  • 正解は教えない
  • 感想を否定しない
  • 家族・役割・暮らしを考える教材として使う

👉「暮らしを考える力」を育てる授業になります。

工務店・設計者(住まいづくり)

  • ヒアリング前に必ず見てもらう
  • 要望より先に「価値観」を知る
  • 間取り提案の共通言語として使う

👉 クレームが減り、満足度が上がります。

この図鑑の本当の役割

間取りを決める前に、
暮らしを考える。

暮らしを考える前に、自分に気づく。