「自分軸」確立に必要なコミュニケーション

「自分軸」確立に必要なコミュニケーション.jp

住まいづくりをする時に、
まず、お客様に一番にしていただく「暮らしチェックシート」のご紹介をしたいと思います。

 
実は、私は暮らしコミュニケーションのセミナーや講演をしていることから
お悩み相談メールが寄せられます。
  
ご相談の多くは、
ほんの少し、立ち止まって見直すことで
解決できることがほとんどです。

ご自身が気づいていない負のスパイラルの中に
はまってしまうと、暗示にかかったように、
ネガティブ思考に支配されてしまいます。

今まで、様々な年齢やタイプの人に
お会いする機会があり、
お話をさせていただきました。
 
その積み重ねた経験により、初対面でも、その人の持つ雰囲気やおかれた状態を
ほぼ、認識することができるようになりました。

ただ、住まいづくりの設計を進めるのに当たって
夢育マップをしようとしますと、とてもしたがらない方がいらっしゃいます。

あきらかに、

ストレスをかなり抱えていらっしゃるのに、
「困っていることは何ですか?」と伺うと、
「何も困っていません。全く問題ないです。」
という応えが返ってくることがあります。

実は、大丈夫じゃない人ほど、
自分は順調で、全てが上手くいっていると
勘違いされている傾向にあります。

そんな方向けに。

心が軽くなり、毎日が充実して楽しくなる、
3つのポイントについて、今回と次回の
2回に分けてお話をさせていただきたいと思います。

目次

暮らしのストレスチェック

まず、今のあなたのありのままの状態を
確かめてみましょう。

深く考えず、気楽に「暮らしのストレスチェックシート
にチェックを入れてみましょう。

チェックした数を塗りつぶして、
棒グラフにして下さいね。

さて、あなたの棒グラフは高くなりましたか?
それとも、低くなりましたか?

棒グラフの高さは、
あなたのストレス度に比例します。

Aは、自分に対して
Bは、家族に対して
Cは、住まい環境に対して

最もストレスを感じているのは、
A,B,Cのどれでしたか?

棒グラフのA、B、Cのいずれか、あるいは全てがMAXで
ストレスがいっぱいだったとしても大丈夫!

今、ストレスを感じていると気付けたことに、
まずは拍手を送りたいと思います。

自覚できれば対策を立てられますが、
気付けなければ、
堂々巡りの繰り返しになってしまいますし、

最悪な場合、1年後に心身のいずれかに支障をきたしてしまうなんてことも起こりかねません。
アメリカの大学の某学部のテキストに、ストレスマネジメントの項目で語られてます。

今回の記事では、

3種類のストレスに対する対策法のうち
「A:自分に対して」について、
具体的にお話させていただきますね。

自己肯定感を上げる(自分に対するストレスの解消)



3種類をまとめて、
「3つのコミュニケーション」と呼んでいます。

A: 自分とのコミュニケーション
B: 他人(家族)とのコニュニケーション
C: 住まい環境とのコミュニケーション

3つのうち、最も大切で、最も厄介なのが、Aの
「自分とのコミュニケーション」です。

先ほどの「暮らしのストレスチェックシート」で、
「A:自分に対して」のストレスが高かった人は、
自己肯定感を上げていく必要があります。

具体的には、1人になる時間を増やしたり、
自分へのご褒美を考えたりして、
自分を癒すことを第一に考えましょう。

また、必要以上に自分を責めるのをやめましょう。

うつ病になったり、精神的に参ってしまう原因は、
自分を責めてしまう人が多いのです。

「なぜ?〇〇になったのだろう?」
と原因を追求されてしまわれています。

「悩み」だけに焦点を合わせすぎると、
視界が狭くなって、そこに留まり続けてしまいます。

現在は、情報の洪水にさらされながら、
生活している状態です。

テレビやインターネットから、毎日、
ありとあらゆる情報が流れて来ます。

不安を持っていると
さらに、不安を煽る情報が入ります。

自身が弱っているときには、特にその情報に影響を受けやすくなりますので、
自分なりのルールを決めて、情報も影響を受けたいものに変えるなどコントロールすると良いですね。

そして、自分に投げかけの言葉を
なぜ?という原因追求型から

「どうしたら、そのことが改善されるだろう?」と
問題解決の問いを自分に投げかけるようにしてください。

「自分軸」を確立しなければ、思考停止状態に陥る

情報が多いと、知りたいことに
すぐアクセスできて便利ですが、
その反面、
見極める目をしっかりと持たないと、
騙されたり、流されたりしてしまいます。


かなり意識して、
しっかりと自分を確立していかなければ、
自分らしい考えや振る舞い、価値観を見失って、
気付いた時には、思考停止状態に陥ってしまいます。


考えなくなるということは、
常に受け身の状態になることです。


「あの人のせいでこうなった」
「主人が協力してくれない」
「子どもが悪い子とつきあっている」


など、外からの刺激に過剰に反応してしまいます。


ここからは、「暮らしのストレスチェックシート」の
「B:家族に対して」のストレスにも
関連したお話になります。

他人の行動や言動にイライラしたり、
傷ついたり、腹が立つということは

誰にでもあることです。

出来事にいちいち振り回されて、
その時々の感情に支配されてしまうのが、
思考停止の状態です。

冷静に受け止めて対処の仕方を考えると、
家族や他人の行動や言動に対して、
必要以上に反応することはありません。

そのためには、
自分は何が好きで、何が嫌いか、
どんな自分でありたいか、
どうすれば理想の自分になれるのか、
どんな夢を持っていて、どのように叶えたいのか、

など、「自分とのコミュニケーション」セルフコミュニケーションを行うことで
「自分軸」を確立していきましょう。

中には、現実逃避をやめられない人が、
残念ながら、いらっしゃいます。
していきましょう。

「言わないで。そんなこと聞きたくない。」
「難しいことは考えたくない。面倒くさい。」
といった言葉をよく発せられます。

どんなに避けても
「自分」からは逃げられないはずですが…。

振り返って、立ち止まって、自分を見つめ直す、
「自分とのコミュニケーション」は、
「3つのコミュニケーション」の大切な基本であり、
他の2つのコミュニケーションにも、
大きく関わってきます。


他の2つのコミュニケーションについては、
次回、詳しくお話させていただきますので、
楽しみにして下さると嬉しいです。


暮らし株式会社
住宅設計プランナーの片山友見でした。

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この記事を書いた人

片山 友見のアバター 片山 友見 夢を叶える家づくり*住宅設計プランナー

住宅設計プランナー歴35年!夢実現できる住まいを形にする「夢育の母」建築士。建設会社を営む両親のもと、家づくりが身近な環境で育ち宮大工工務店に嫁ぐ。自ら設計した検証住宅で住職一体の暮らしを続けながら、お客様の家の設計をする中で、住まいが性格や家族関係に与える大きな影響に着目。その経験を活かし住まいの悩みを解決するコンテンツを多数開発。書籍5冊を出版し住まいの情報発信にも力を入れている。

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