こんにちは。
昨日、帰省した娘と一緒に「コーヒーが冷めないうちに」という映画を観ました。
実は、この映画を観るのは私にとって3回目なんです。
4回泣けますと本のタイトルに書かれていますが。
その通り、何度観ても、泣けて心が温かくなり、
生き方について深く考えさせられます。
川口俊和さんの小説が原作で、ある喫茶店にまつわる不思議な都市伝説が舞台です。
その喫茶店の特別な席に座ると、過去に戻れるというルールのもとで、4つの物語が描かれています。
「もし、あのときに戻れたら…」
そんなふうに思ったこと、
きっと誰しも一度はあるのではないでしょうか?
この映画を観ながら、私も過去の出来事や、
やり直したいと思ったことを思い返していました。
そして、ふと気づいたんです。
私たちの暮らしや住まいも、
そんな過去の思いや選択と深く結びついているのではないか、と。
今日はそんな気づきを、一緒に考えてみませんか?
過去と向き合うということ
「やり直したいこと」「伝えたかった言葉」「もっと大切にしたかった時間」──
誰しも心の中に、そんな思いを抱えているのではないでしょうか。
しかし、ただ過去の出来事から目を背けたり、
嫌なことに蓋をしたりするだけでは、
同じパターンを繰り返してしまうことになります。
過去の経験は、今の自分を形成する大切な要素です。
その経験から何を学び、どのように成長していくかが重要です。
例えば、家族との関係で後悔していることがあるなら、
それは家族との関わり方や住まいの在り方に
何かしらのヒントが隠されているかもしれません。
過去を振り返り、自分がどうしたかったのか、
どうすればよかったのかを冷静に見つめ直すことが、
未来への第一歩になるのです。
住まいが映し出す家族関係
私が大学で非常勤講師をしていた時の経験から、
住まいの環境と家族関係には深い関係があることがわかりました。
家の間取りや空間の使い方が、家族のコミュニケーションや絆に大きな影響を与えるのです。
- 家族関係が良好な場合:家の中が心地よく、温かい環境である傾向があります。
家族が自然と集まれるリビングやダイニングがあり、笑顔が絶えない空間が広がっています。 - 家族関係が複雑な場合:住まいの環境や間取りが、一因となっていることもあります。個々の部屋が孤立していたり、コミュニケーションが生まれにくいレイアウトになっていたりすることで、関係性がぎくしゃくしてしまうことがあります。
住まいは、単なる生活の場ではなく、家族の心の距離感や関係性を映し出す鏡のような存在です。
だからこそ、住まいの環境や間取りを見直すことが、家族関係の改善にもつながるのです。
住まいが与える影響
「あのとき、もっと家族が集まる場所があれば…」
「一人になれる空間があったら、もう少し気持ちが楽だったかも…」
このように、住まいのカタチは私たちの心の在り方や人間関係に大きな影響を与えています。
家の中に心地よい空間があれば、自然と家族が集まり、コミュニケーションが生まれやすくなります。
逆に、ストレスを感じる空間では、心も閉ざされがちです。
たとえば、家族全員がリラックスできるリビングを設けたり、プライベートな空間をしっかり確保することで、家族の絆がより深まることがあります。
間取りや家具の配置を工夫することで、家族が自然と集まる動線を作ることも大切です。
これからの暮らしに活かすために
過去を振り返ることは、決して後ろ向きなことではありません。
今も心に残っている思いや、暮らしの中で引っかかっていることと向き合うことで、
これからの住まいづくりや人間関係に活かすことができるのです。
例えば、家族がもっと集まりやすい空間を作る工夫や、自分自身がリラックスできる場所を設けること。そうした住まいの改善が、日々の暮らしを豊かにしてくれるでしょう。
住まいは単なる器ではなく、私たちの人生や関係性を形作る重要な要素なのです。
過去の経験を活かし、未来に向けてより良い暮らしを築いていただけたら嬉しいです。
映画「コーヒーが冷めないうちに」は、
アマゾンのプライムビデオで見ることが出来ますので
もしよければ見ていただけたら嬉しいです。
映画の感想、お待ちしてます。