老犬から学ぶ「老い」

老犬から学ぶ


我が家には、娘が3歳の時から一緒に暮らしているトイプードル「ハッピー」がいます。
娘も今や21歳になり、ハッピーも19年目を迎え、人間の年齢に換算すると100歳近く。
  
時が経つのは本当に早いものです。
 
最近、ハッピーは足腰が弱くなり、心臓の持病で薬が欠かせませんが、
薬のおかげで、元気いいっぱい食欲は旺盛です。
  
隣に住む母と老犬ハッピー、二人を見守りながら、
自然と「老い」とどう向き合うべきかを考える日々です。
 
最近はハッピーのトイレの失敗が増え、
家のあちこちでおしっこやうんちをしてしまうようになりました。
 
我が家の無垢材フローリングは染みがつきやすく、
掃除が追いつかず匂いも残ります。
老犬ならではの、特有の体臭も強くなり、
毛布は週一で洗っても気になる匂いが残ります。

そんなトイレの失敗は、在宅ワークをする上で、大きなストレスになりました 
掃除をするたびに、何か工夫が必要だと気づかされます。
   
「なんで?ここでするの?」と怒ってしまう自分も嫌になり、      
思い切って愛犬用のサークルを購入しました。

圧迫感の少ない引き戸タイプで、ハッピーも自由に出入りでき、
少しでも安心して過ごせるようなサークルを選びました。


このサークルは、ハッピーだけでなく、
私自身にも心のゆとりを与えてくれました。
ほっとするのです。
仕事にも集中できます。
   
「もっと、早く買えばよかった。」
今、改めて感じます。
 
「サークルなんて、かわいそう」
子供達や夫に思われると勝手に自分で思い込んでいたのです。
老犬をサークルに入れることの罪悪感が、購入できなかったのです。
  
年齢を重ねる中で、以前できていたことができなくなる変化や
不自由さにどう向き合うかは、

今の私にとっても大きなテーマです。
   
55歳、以前できた徹夜。
無理がきかなくなりました。

そして、どんなに愛していても、
失敗や手間が増えることで

一時的に「迷惑」と感じてしまう。
きっと、愛犬だけでなく
人も同じことでしょう。


それをどう受け止めるか?

「迷惑」と感じたら、それを「我慢」するのでなく
言語化して考える。

どうしたら、その迷惑から逃れられるのか?

笑顔で過ごせる方法を考えるのことが重要ですね。
それが、共に過ごす最後の時間の価値を決めるのかなと思います。

やはり、ここでも夢育マップ。
これに助けられています。

嫌だと思うこと、
付箋に書き出したから気がついたのですが。

書かないと、当たり前のこと。
嫌だと思ってはいけないこと。
勝手にそう、自分で押さえ込んでしまうのですね。

今回も、まさしくそうでした。


ハッピーと過ごす日々を通して、「老い」を見守り支えることの大切さを学んでいます。
これは隣に住む母にも通じること。
 
愛する存在の変化を受け入れ、自分自身もその変化に合わせて成長していけるよう、
これからも心がけていきたいと思います。

ハッピーが我が家に来た時の動画です。最初もサークルを使っていました。
現在28歳の息子と、21歳の娘の声が、子供の声ですね。

そして、老犬になったハッピーの現在↓


この現在のサークルにご興味のある方のために、リンクをこちらに貼っておきますね。

https://item.rakuten.co.jp/dog-kan/298886/

我が家の買った大きさは ワイドタイプ。
色はナチュラルにしました。


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この記事を書いた人

片山 友見のアバター 片山 友見 夢を叶える家づくり*住宅設計プランナー

住宅設計プランナー歴35年!夢実現できる住まいを形にする「夢育の母」建築士。建設会社を営む両親のもと、家づくりが身近な環境で育ち宮大工工務店に嫁ぐ。自ら設計した検証住宅で住職一体の暮らしを続けながら、お客様の家の設計をする中で、住まいが性格や家族関係に与える大きな影響に着目。その経験を活かし住まいの悩みを解決するコンテンツを多数開発。書籍5冊を出版し住まいの情報発信にも力を入れている。

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