答えは、玄関です。
なぜ?社会の扉なのか?玄関は社会と家庭をつなぐ重要な場所。
家族の顔が見える間取りが、コミュニケーションを円滑にする。
玄関からリビングや仕事場を通って部屋に入る動線が理想。
難しい場合は、透明なリビングドアや小窓を設ける工夫のお話をしました。
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いつ誰が家に帰ってきたのかわからない
そんな間取りになっていることでどんな問題が起こると思いますか?
玄関は「社会の扉」
実は、外での出来事が一目で分かる境界線なのです。
出掛ける時には、心を整え、「帰宅時にはホッと和む」「心の切り替えの場」。
お客さまを迎える家の顔でもあり、家の内と外をつなぐ境界線。
「家族のコミュニケーションを円滑にするために、玄関から入ってきた家族の顔が見えるのはとても重要です。
なぜなら「玄関ドアを開けた瞬間の家族の表情」は、その日外であった出来事や気分を知る手掛かりになるからです。
特に子どもは正直なので、玄関を入ってきた瞬間の表情から、
今日は誰かとケンカしたな?楽しんできたなということまでわかります。
でも、いったん自分の部屋に入ってカバンを置くとすぐに表情が変わります。
子どもなりに親に心配をかけたくない、怒られないようにと表情を整えてしまうのです。
それは大人にも当てはまるかもしれません。
住まいでは、玄関からそれぞれの部屋へ行くまでに家族と顔を合わせる工夫 が大切です。
玄関から、家族が集うリビング・ダイニングを通らずに、直接子ども部屋に行ける造りをよく見かけますが。
それでは子どもがいつ帰宅したのか?いつ出て行ったのか分かりません。
できれば、仕事場やリビングを通って子ども部屋に入る動線が理想です。
それが難しい場合は、リビングドアのガラスを透明にしたり、壁に小窓を設けることで、玄関から入ってきた家族と顔を合わせる工夫ができます。
賃貸などで家の造りが変えられない場合は、家族が帰ってきたらすぐにわかるようにドアチャイムなどをつけるのも良いかもしれません。
子育て期は特に、子どもの行動や心の状態が気になると仕事どこ ろではなくなってしまいます。
「ただいま」と帰ってきた家族を「おかえり」と迎える。
帰宅時に家族が顔を合わせてあいさつを交わす環境は、とても大切です。