夢育マップ®とは

「夢育マップ(通称:夢マップ)」は、
僕にとって“新しくつくった仕組み”ではありません。
気がつけば、ずっとそばにあったものです。

2003年、京都。
住宅プランナーとして家づくりをしていた
母・片山友見は、ある違和感を抱いていました。


家の間取りや設備の話をする前に、
「どんな暮らしがしたいですか?」
「どんな家族でいたいですか?」
そして
「あなたの夢は何ですか?」


そう聞くと、
言葉に詰まってしまう人がとても多かったのです。


それは、夢がないからではありませんでした。


仕事、家族、年齢、将来への不安。
いろいろな事情の中で、
夢を諦めたり、考えないようにしていただけ。


立派な家が完成しても、
家族の会話が減っていたり、
どこか満たされない気持ちを抱えたまま
暮らしている方がいる。


「住まいと心は、つながっているはずなのに」
母は、そう感じたそうです。


家づくりの前に、本当に必要なのは
✔ どんな暮らしをしたいのか
✔ どんな自分でいたいのか
✔ どんな家族でありたいのか


そこに向き合う時間だと考え、
生まれたのが
「お家と暮らしの夢マップ」でした。


白い紙に
「夢・要望・不満・改善」
この4つを書き出していく、とてもシンプルな方法です。

でも、この一枚の紙が、
家づくりだけでなく
人生そのものを動かしていきました。

家族の会話が増え、
止まっていた夢が動き出し、
「この暮らしでいい」と思える人が増えていった。

夢育マップは、
住宅の現場から広がり、
やがて「住育」という考え方として体系化され、
学校の家庭科や教育の場、
地域活動へと広がっていきました。

ニュース番組で取り上げていただいたこともあります。

そして僕は、
その環境の中で育ちました。


打ち合わせの場で交わされるのは、
図面の話よりも
人の想いや家族の話。


夢育マップは、
僕にとって特別なツールというより、
暮らしの中の“当たり前の会話”でした。


大人になり、暮らし株式会社を設立し、
「楽しい暮らし」という想いを、
ただ引き継ぐのではなく、
今の時代の言葉と形にアップデートする立場になりました。

どれだけ時代が変わっても、
テクノロジーが進化し、
家の性能や情報が溢れるようになっても、
 
「どんな暮らしをしたいか」が曖昧なままでは、
本当の満足は生まれない。
   
だから僕は、
母が現場で生み出した夢育マップを、
次の世代の言葉と形で
受け継ぎ、進化させたいと思いました。

そして今回、
夢育マップの考え方を
毎日の暮らしの中で、自然に使える形として
「夢育カレンダー®」にまとめました。

一年を通して、

夢を思い出し、
書き、
振り返り、
家族と共有する。

特別な時間を取らなくても、
暮らしの中で
夢育マップが“生き続ける”ための形です。


夢育マップは、
夢を無理に描かせるものではありません。


忘れていた想いを思い出し、
家族で共有し、
暮らしの中で育てていくための土台。

母がつくり、
僕が受け継ぐ。

20年以上続いてきた理由は、
流行ではなく、
暮らしの本質に向き合ってきたからだと、
僕は思っています。

今年も、よろしくお願いします。

暮らし株式会社

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この記事を書いた人

片山大輔のアバター 片山大輔 暮らしを楽しむ家づくり*専門家

暮らし株式会社 代表取締役
代々宮大工の家系に生まれ、住まいづくりの環境で育つ。 現在は暮らしと住まいの相談窓口として、お客様の想いや課題を整理し、最適な選択へ導く役割を担っている。 エコキュートを中心としたエネルギー事業にも取り組み、 住まいの快適さと安心を、暮らし全体から支える提案を行っている。

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