
「これから家を買うなら、やっぱり新築が安心。」
そんなふうに思っていませんか?
2026年8月29日の日経新聞に、
「新築不足時代の住宅選び」という記事が掲載されていました。
読んでみると、これから家を考える人にとって、とても大切な内容でした。
日本では「新築住宅」が減っている
記事によると、日本の新築住宅の供給は世界的に見ても減少傾向にあります。
背景にあるのは、人口減少だけではありません。
建築資材の値上がりや人手不足、人件費の上昇などによって、家を建てるコストそのものが高くなっています。
さらに都市部では土地価格も高くなり、
「希望する場所に、希望する価格で新築住宅を買う」
ことが、以前より難しくなってきています。
そこで、これからの住宅選びでは、新築だけにこだわらず、中古住宅も含めて考える必要があると記事では紹介されています。
中古住宅なら安心、というわけでもありません
ただ、ここで気をつけたいことがあります。
中古住宅は、新築より価格が抑えられていても、購入してそのまま住めるとは限りません。
記事では、2023年の「その他空き家」386万戸について、
耐震性に不安がある住宅が33%、耐震性はあっても腐朽・破損がある住宅が39%
と紹介されています。
つまり、合わせると約7割。
中古住宅を購入するときには、物件価格だけを見るのではなく、
- 耐震性
- 建物の傷み
- 修繕の必要性
- リフォーム・リノベーション費用
なども含めて考える必要があります。
「中古だから安い」と思って購入しても、あとから大きな修繕費が必要になることもあるからです。
これからの家選びで考えたい5つのこと
記事では、これから住宅を確保するときのポイントとして、
①立地などの選択肢を広げて物件を探す
②販売価格だけでなく修繕費の上昇も考える
③新築・修繕の契約前にコスト上昇や工期遅延について確認する
④賃貸の場合も改修費が家賃へ転嫁される可能性を考える
⑤工務店や専門家など、相談相手を慎重に選ぶ
といったことが挙げられていました。
これは、これから家を買う人だけの問題ではないと思います。
今住んでいる家をリフォームする人、住み替える人、賃貸住宅を選ぶ人にも関係してきます。
「新築か中古か」の前に考えてほしいこと
ここからは、暮らし株式会社として、私が特に大切だと思っていることです。
住宅の選択肢が少なくなり、価格も上がっていく時代だからこそ、
「新築がいい」
「中古がお得」
だけで家を決めないこと。
その前に、
「私たちは、この家でどんな暮らしがしたいんだろう?」
を考えてほしいのです。
駅から近いことが一番大切な家族もいれば、少し離れていても、ゆったり暮らせることを大切にしたい家族もいます。
広さより家族が自然に顔を合わせることを大切にしたい人もいれば、将来の暮らしやすさを優先したい人もいるでしょう。
答えは、家族によって違います。
家を選ぶ前に「我が家の基準」をつくる
これからは、たくさんある住宅の中から好きなものを選ぶ時代ではなくなっていくのかもしれません。
だからこそ必要になるのが、
「我が家は何を大切にして暮らしたいのか」
という基準です。
新築、中古、リフォーム、賃貸。
どれを選ぶにしても、その基準があれば、選択肢が変わっても迷いにくくなります。
家を手に入れることがゴールではありません。
その家で、どんな毎日を送りたいのか。
住宅を取り巻く環境が変わっている今だからこそ、
まずそこから家選びを始めてみてはいかがでしょうか。
いつでもお気軽にご相談ください。


