皆さんは、住まいについて考える時にまず何を考えますか?「こんなインテリアがいいな」「こんな構造にしよう!」「間取りは2LDKがいい」など、家という「箱」を考えることが多いのではないでしょうか。
しかし、住んだ後の生活や、その家でどんな未来を楽しみたいかを考えることは少ないかもしれません。
家は、私たちを守り育てる一番大切な場所です。住み心地が良く、毎日を楽しく過ごせる家であることが理想です。例えば、部屋が暗い、廊下に荷物が溢れている、ドアを開けたらすぐにタンスがある、といったことはないでしょうか?これらの小さなストレスが、心身に大きな負担をかけることがあります。
「気分がイライラする」「家事がしづらい」「部屋が片付かない」「家族とコミュニケーションが取りづらい」など、実は住まいに原因があるかもしれません。そこで、住育の視点を取り入れて家の中を見直してみることが大切です。
住育とは?
住育とは、社会、街、家庭など幅広い角度から住まいと心の在り方を考え、「幸せな暮らし」を実現することです。どうしたら家族が仲良く健康に、楽しく暮らせるのか。自分たちの家族にとって何が一番必要かを考え、住まいの中で「楽しい暮らし」を考える力を身につけることが求められます。
住育診断 チェックリスト
現在のあなたの住育診断はどのくらいでしょうか?
住まい環境を活用できているか、以下のチェックリストで確認してみましょう。
- 心の安定(癒やし)の場である
- 人間形成の場である
- 豊かな心を育てる場である
- よき家族関係を生み出す場である
- 安全・快適の場である
- 家族を健康にする場である
- 暮らしを楽しむ場である
- 家事・子育て、介護まで楽にできる場である
- 健全な暮らしを楽しむ場である
- 自己実現の場である
何個ありましたか?
◎が少なくても大丈夫です。これから住育の視点を取り入れる方法をどんどん紹介していきますので、家づくりや住環境の改善に役立ててくださいね。
住育の視点を取り入れるためのヒント
・自然光を取り入れる
部屋を明るくすることで、気分が明るくなり、ストレスが軽減されます。
・収納スペースを工夫する
荷物が溢れないように収納スペースを工夫し、すっきりとした空間を保ちましょう。
・動線を考える
家事や子育てがしやすいように、動線を意識した間取りにすることで、日常生活がスムーズになります。
コミュニケーションスペースを作る
家族が集まりやすい場所を設けることで、自然とコミュニケーションが増え、良好な家族関係を築けます。
住育の視点を取り入れて、より良い住まいを目指しましょう。小さな改善が、大きな変化を生むかもしれません。
今後も、住育の視点から具体的な改善方法を紹介していきますので、お楽しみに!